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御挨拶 幹事長

幹事長 田中 稔幸

tanaka

 岐阜薬科大学同窓会会員の皆様にはますますご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
  日頃より岐阜薬科大学同窓会の運営にご理解とご協力を賜り、 厚くお礼申し上げます。
   本年5月の役員会におきまして、 平成26年度の幹事長を仰せつかり、 前任の稲垣直樹先生から引き継ぐこととなりました。
  前任者の稲垣先生の代から、 支部とのコミュニケーションを円滑にし、 継続性を持たせるには幹事長と共に副幹事長の担当期間も2年間となりました。
  本年度は副幹事長の杉山正先生、 会計担当の井口和弘先生、 笹井泰志先生、 庶務担当の中山辰史先生、 九重編集担当の中村光浩先生とともに、 宇野進会長の下、 同窓会運営のお手伝いをさせていただきます。
  たいへん微力ではありますが、 力を合わせ、 会員の皆様のお役に立てるよう全力で取り組んでまいります所存ですので、 ご指導、 ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
   私は大学26回 (昭和53年) 製造薬学科の卒業で、 生薬学教室の諸先生のご指導の下、 生物多様性における化学成分の多様性と薬学における応用に関する基礎研究に取り組み、 現在は生薬学教室から独立し、 薬用資源学研究室に在籍しております。
  奇しくも足立哲夫先生、 稲垣直樹先生と大学26回卒業のクラスメートが3代続けて幹事長を務めさせていただくことになりました。
   20世紀初頭、 カンディンスキーが中心となりドイツ表現主義運動の歴史的意義を果たした 「青騎士」 という芸術家集団があり、 その重要なメンバーにフランツ?マルクという画家が所属していました。
  彼はその才能を完全に開花することなく第一次大戦の戦地において若くして亡くなりましたが、 こんな言葉を残しています。
  「伝統は美しい。
  しかし、 美しいのはそれを守ることだけでなく作ることである。
 」 これは彼の新しい芸術運動にむけての決意表明と考えてよいでしょう。
  岐阜薬科大学の同窓会も長い歴史と同窓生のさまざまな想いで伝統をはぐくんできました。
  われわれは長い時間に集積された想いを守りつつ、 新たな同窓会像を作っていかねばなりません。
  ただ、 これはみなさまのお力添えなしではなしえないことです。
  未来に向けて会員のみなさまのご助言をぜひともお願いする次第です。
   いろんなところでお話を聞いたところでは、 同窓会各支部の最大の懸案は若い同窓生の支部会への参加が思わしくないということです。
  これは母校の同窓会に限らず世間一般の風潮のように思われます。
  毎年、 卒業式後の同窓会入会式では新入会員に支部会の名簿と届出のはがきをお渡しし積極的に支部会への登録をお願いしているのですが、 効果があがっていないようです。
  また、 同窓会の大きな役割のひとつに、 会員の皆様の連絡先を把握し、 支部活動、 クラス会等に役立てていただくことがあったのですが、 個人情報保護との観点から、 同窓会名簿の作成も実質上困難な状態です。
  九重毎号に連絡先不明となっている会員の方をリストアップしていますが、 そのリストをご覧になり連絡先をご存知でしたら是非お知らせくださいますようお願い申し上げます。
   また、 支部会やクラス会を企画されました際には、 是非、 日時、 会場、 連絡先などを本部へお知らせください。
  ホームページへは会の名称、 開催日時、 開催場所を掲載いたします。
  その他、 支部会の案内等を何件も掲載いたしておりますので、 ホームページをご確認いただければと思います。
  同窓会運営に関して、 ご意見、 ご提案等がございましたらお知らせくださいますよう重ねてお願い申し上げます。
 

[平成26年7月 記]

九重79号より