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御挨拶 幹事長

幹事長 宇野 文二

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 岐阜薬科大学同窓会会員の皆様には、ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
 また、日頃は母校同窓会の運営にご理解とご協力を賜り、加えて本学にも物心両面の多大なご支援を頂いていますこと、心よりお礼申し上げます。
  昨年度は熊本地震、今年度は九州北部豪雨と度重なる九州地方における災害によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災されました方々に心からお見舞いを申し上げます。
 本学同窓会では、昨年度熊本県に「早期のご復興を、岐阜薬科大学同窓会会員一同でお祈りいたします。
 」というメッセージと共に復興支援金100万円を寄付させて頂きましたことを、会員の皆様にご報告申し上げます。
  さて、昨年度に引き続き、平成29年度の幹事長を仰せつかりました。
 宇野進会長の下、微力ではございますが、同窓会運営のお手伝いをさせていただき、会員の皆様の集える同窓会となるよう取り組んで参りますので、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
  現在、年次行事として行われている同窓会活動は、本部が行う住所管理等の事務処理を除くと、同窓会誌(九重)の発行と各支部に主催して頂いている支部会の開催ということになります。
 本会の決算書を大雑把に眺めますと、この両者に投じる予算は各々200万円超となっており、一般会費による年間収入額に相当します。
 したがって、支部会の開催は極めて重要な同窓会行事と位置付けることが出来ます。
 昨年度、各支部総会に出席させて頂く機会を得、支部の皆様方とお話させていただくことが出来きました。
 その中で、同窓会の最大の懸案は、若い同窓生の支部会への参加という点に集約されるかと思います。
 支部によっては、若い世代が中心となって支部活動を支えて頂いているところもあり、それぞれ支部で色々とご努力頂いている点に感謝申し上げる次第です。
 とはいえ、嘗て会社の先輩後輩がこぞって地方の支部会に出席していた時代とは異なり、職場においてもその関係は希薄になっているようで、どこの支部でもその対応に苦慮しているところと感じました。
 私たちの同窓会は、多感な学生時代をともに過ごして、研究室の活動や課外活動に苦楽をともにした仲間意識、連帯感から生まれる母校への愛着、発展を願う心、理屈を越えた熱い心に支えられていると考えています。
 このような母校を想う気持ちは年齢にかかわらず若い方々も基本的に同じだと感じます。
 同窓生が持つ共通する感覚を生かしながら、若い方々のアクティビティを同窓会に導入していかねばならないと思います。
 未来に向けて会員の皆様のご助言を頂きながら、このような土台作りに些かでも貢献できればと考えています。
 各支部長はじめ支部会員の方々には、引き続き支部の活性化にご尽力を賜りたくお願い申し上げます。
 私共、大学に身を置く者としては、皆様の誇れる大学となりますよう一層努力して参りたいと思います。
  次に同窓会の運営について少し触れさせて頂きます。
 昨年も本稿で述べさせて頂きましたが、収支状況は経常費だけを見れば年間約50万円程度の赤字運営となっています。
 今年度予算を見て頂きますと、初めて基本金繰入額が0となり在学生から徴収している所謂特別会費も経常費に繰り入れなければ予算編成ができない状況となっています。
 在学生からの特別会費収入も本来同窓会会費ではありますが、これまでのように基本金に繰り入れ会則上の基本財産とすることは必ずしも容易でなく、同窓会の収支管理にも矛盾が生じる事態となっています。
 これらの問題を解決して会則との整合性を保ちながら、健全な収支運用の基盤を整備していくように努めて参りたいと思います。
  末筆となりましたが、会員の皆様の益々のご健勝とご繁栄をお祈り申し上げます伴に、今後とも同窓会にご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせて頂きます。

九重82号より