伊吹山の植物
ゲンノショウコ
(
Geranium thunbergii:フウロソウ科)
日本の民間薬として古くから利用され,生薬ゲンノショウコとして日本薬局方に収載.
薬用部位は地上部全草で,主成分はgeraniin.
煎じて下痢止めに利用するほか,整腸剤や止瀉薬に配合.
専ら医薬品であり,『医薬品、医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)』の規制を受けるため道の駅などでは販売できない.
花弁に赤色と白色があるが,薬効に違いはない.
赤色は西日本,白色は東日本を中心に分布し,岐阜県では両方を見ることが出来る.