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岐阜薬科大学 薬草園研究室


伊吹山の植物

 サラシナショウマ
 (Cimicifuga somplex:キンポウゲ科)
 秋には穂状の花が咲き,伊吹山を白く染める.見応えのある情景になる.
 薬用部位は根茎で,成分としてcimicifugenol などを含み,発汗,解熱の作用がある.
 生薬名はショウマで,乙字湯などに配合される専ら医薬品.民間ではのどの痛みや扁桃腺炎に煎じ液でうがいをする.
 近年は,同属植物のブラックコホッシュ(C. racemosa)が健康食品等で出回っているが,肝障害などの副作用などが報告されている.