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OB/OGのお仕事紹介(公務員)

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戸津さん 神奈川県立がんセンター 薬剤科 戸津舞衣子 さん

 調整をする戸津さん

戸津さん

公務員について

 私は2008年5月から神奈川県立がんセンターで病院薬剤師として働いています。 名前のとおり県立のがん専門の病院で病床数は420床程度です。

 神奈川県立病院のため、公務員になります。公務員としての薬剤師は私のように公立病院で働く者のほかに県庁?保健所などで行政に従事する者もいます。つながりがあり、病院から行政に異動する場合やその逆もあります。

がんセンターでの業務について

 病院での業務は調剤、注射薬払い出し、薬剤管理指導などいろいろありますが、がんセンターで特徴的なのが化学療法につかわれる抗がん剤に関する業務です。

 前までは抗がん剤は薬剤科ではただ払いだすだけで調製などは看護師がやっておりました。しかし、調製者への被ばくが危惧されることや、薬を専門とする薬剤師が積極的にかかわるためにも薬剤師が抗がん剤の調製をするようになっています。

 当センターでは現在全外来患者+一部の入院患者の抗がん剤調製を行っています。多い日で1日100件ほどの調製をすることもあります。

 薬剤科で行う業務はまず前日に医師の処方により抗がん剤を払い出し、調製の準備をします。当日はおもにプロトコール(レジメン)のチェック、抗がん剤の種類?量の最終確認をしてから調製をしています。患者の体調変化にあわせていきなり量が変わることもあるので調整直前のチェックも怠りません。調製中も間違えのないよう処方箋を何度も確認しながら調製しています。調製後にはまた調製者以外の人がチェックを行い、治療室?病棟に払い出します。

 調製業務はただシリンジで必要量をとって輸液に希釈するというものではありません。どのシリンジ?針を用いれば正確にそして安全にはかれるかからはじまり、溶解液は何を用いるのか、希釈液で直接溶解できるのかどうか、どのくらい溶解液をいれればとけるのか、また遮光保存しなければならない薬なども知っておかなければなりません。いろいろなことに気をつけながら調製します。

 私は仕事についてから半年以上がたち、生活リズムにもなれてきました。しかし先に書いた調製以外にも学ぶべきことが沢山あり、1日はあっとゆう間にすぎていきます。しかし少しでもはやく先輩方に近づけるようがんばります。そしてゆくゆくは専門薬剤師になれるようこれからも努力してゆきたいと思います。

 

神奈川県立がんセンター
(http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/byouin/gan/)

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